あなたは、何が起きればいいのでしょう?
自分が「何を望んでいるのか」「何があれば満たされるのか」、自身が知るための問い
クリーン・ランゲージ(シンボリック・モデリング)とは、話し手(クライアント)の心の仕組みを明らかにしていくための問いかけの技法です。
こちらのページでは、「クリーン・ランゲージ」について簡単にご紹介しています。
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◆クリーン・ランゲージとは?
クリーン・ランゲージとは、ニュージーランドのマオリ族出身の心理学者デイヴィッド・グローブが開発した心理技法です。
デイヴィッドは、トラウマに苦しむ人々の治療に当たる中で、クライアントが自分の内面で起こっていることをメタファーを使って表現し、そのメタファーの中にいると、自分の内的世界をより直接的に体験し、気づきを得て、心の傷を癒していくことを発見しました。
一方で、デイヴィッドは、セラピストの言葉が、しばしばクライアントの言葉を曲げて「汚染」してしまい、クライアントがメタファーによって表現している真の体験を「略奪」してしまうことに気づきました。そこで彼は、クライアントが語るメタファーを「汚染」「歪曲」せずに発展させるための一連の「クリーン」な質問を、作り上げたのです。
クリーン・ランゲージはクライエント自身の言葉を使った一連のニュートラルな質問です。
クリーンに問いかける時のきまりは以下の二つです。
- その人の話している言葉だけを使う。
- 12個の「クリーンな質問」のみを使って、尋ねる。
クリーン・ランゲージの質問は、聞かれた側の人が自分自身についての洞察を深める働きを促します。かつ、彼らに対して、問いかける側から提案をすることはありません。
自分自身によって深められた洞察を通じて起こってきた変化は、他人からのアイディアではなく、自分自身で生み出したものであるからこそ、確実に、自身の望むペース、スピード、方法で、現実に作用します。
◆クリーン・ランゲージ(シンボリック・モデリング)とは?
デイヴィッド・グローブが開発し、用いたクリーン・ランゲージは、クライアント自身に起こる過程を尊重するものとしてセラピストの注目を集め、自らも学びたいという方々がデイヴィッド・グローブの元を訪れたそうです。
「デイヴィッド・グローブは何をしているのか?」を、数年間彼について学び、クリーン・ランゲージは彼の行っていたトラウマ治療だけではなく、ビジネスや日常生活の意思決定の中で活かせるのではないか? と体系化したのが、企業のコンサルタント、心理学博士、NLPのトレーナーであるジェイムス・ローリィとペニー・トンプキンス夫妻でした。
ペニー、ジェイムス夫妻が体系化した、ビジネスや日常生活の中で活かせる、より安全にクライアントが内的世界を探求できるよう促すクリーン・ランゲージの問いかけ法が、シンボリック・モデリングです。
◆クリーン・スペース~たった今、この空間から気づきを得る
デイヴィッド・グローブはクリーン・ランゲージを開発した後も、「クライアントの内的世界を汚染しない」ということを研究し続けていたそうです。
デイヴィッドが晩年、生み出したのが、話を聞く側が言葉を反復することさえなく、空間を利用してクライアント自身が自分の内的世界を体験し、理解を深めるクリーン・スペースです。
あるテーマを真ん中においた時、そのテーマをどのようなものだと認識しているか、私たち人間は空間的に理解しています。
たとえば、「それ」よりも左側にいると安心、「それ」よりも右側にいると落ち着かず緊張する、などということは経験にないでしょうか。
私たちの身体は、言葉にする以前に、「この場所」がどういう場所であるか、空間・位置によって認識しているのです。
クライアントが、あるテーマを真ん中に置き、自分のいる場所を移動しながら、その場所その場所で自身が知っていることへの気付きを深めることを促します。
◆シンボリック・モデリング以外の、クリーン・ランゲージ
上述のとおり、シンボリック・モデリングは、デイヴィッドが開発したオリジナルのクリーン・ランゲージの用い方とは異なります。
クリーン・ランゲージは、シンボリック・モデリングの他にも、オリジナルの他、様々な場面・意図で活用できるよう体系化された技法があります。
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※このページは、私がクリーン・ランゲージを学んでいる先生、CLEAN LANGUAGE JAPANの斉藤ダソさん、松田依子さんによるご紹介文を参考に作成しました。