こんにちは、桝田です。
あの体験セッションはいつだったんだっけ、とカレンダーを遡っていました。
見ると、4月の上旬。
その際に、自分の無意識から浮上してきたことが、じわじわと今、私の生活や仕事に影響を与えている感覚があります。
ドラマ・フリー、「クリーン・チェンジ・サイクル」の体験セッション。
日本ではまだ紹介されていないけれど、英国で学んできているきょんちゃんがセッションしてくれました。
ドラマ・フリーは、
- 自分がどんな「感情的なドラマ」にはまっているのか?
- その「ドラマ」が、どんな自分の望まない結果を引き起こしているのか?
- そして、それを望まないのだとしたら、本当には何を望んでいるのか?
について、同僚や家族など、身近な人との関係を起点に認識していくものです。
ドラマ・フリーは、クリーン・ランゲージの用い方のひとつ。
もちろん「内面のメタファー」を通してセッションしていきます。
セッションの内容
4月上旬の体験セッションで見ていったのは、夫との間にあるモヤモヤ。
仕事のほか、小学校・保育園のこども達の保護者会・学校や園で必要となる準備・通院、家事、そういった細々とした、でも期日に追われる類のことで、私のキャパシティはいっぱい。
それを夫と一緒にやっている、と思えていないこと。
◆そのモヤモヤは、なんのよう?
それは、処理すべき書類が一枚、一枚と積み重なっていくよう。
期日に追われる、紙。
やりたくないけど、やらないといけないもの。
目の前にあって、山と積まれているとだんだん気持ちが焦ってくる。
で、積み上がり過ぎるとうわーって書類をひっくり返す。
基本、ある程度積まれていて、そんなに積めるスペースはない。
やりたくないけど、やらなければならない、はわかっている。
仕事、家のこと、こどものこと、いくつか積まれるとすぐうわーってなる。
で、うわーってなる=家族にあたる。
あたるんだけど、夫やこどもが悪いわけでは、まったくない。
我ながら超理不尽だなって思う。
◆で、何が起きればいい?
特に家やこどものことについて、今積んであるものと期日を夫と共有できるといい。
私だけがやらないと、私だけが気にしている、孤独だ、にすぐ陥る。
これだけあるね、を共有して、我々がやらなければならない。
で、どちらがやる、どちらがやってくれた。とお互いになる。
私に見えてない夫が気にしていることもあるはずで、それにももっと感謝できるようになる。
◆思うとおりにいく時、それってなんのよう?
対等な共同経営者。経営を話し合うテーブルについている。
おちついて話ができる場所、家や居酒屋など、どこにでもあるテーブル。
同じ船に乗っていて、進路を決める。
対等、という時、夫はいつも私を対等に見ている。
対等じゃなくなる理由は夫にではなく私にあって、私が一段自分を勝手に下げる癖がある。
家でも、外でも、自分を人より一段下げることによって、勝手に自分の時間や資源を他の船や外に出し過ぎる……
出し過ぎた結果、紙が積まれて、結果家族にあたる、が起きる。
レバレッジポイントは、【自分を勝手に下げず、対等に置く】こと。
船の進路を夫と対等に見ていること。
その時、他の人は「断る」私を見るかもしれない。
「今までならやってくれたのに」と言われるかもしれない。
それでも、自分の時間や資源を他の船や外に出す前に、まず自分たちの船のために、自分の時間や資源を使う。
自分を卑下しない、ちゃんと立つ。
ということを、振り返ると、このセッションの後くらいから少しずつ始めた気がしています。
意識無意識に。
4月頭から数か月かけて、だいぶ立っている場所も、見えている景色も変わってきました。
いろいろなものを断り、何を求めているのか、何が必要かを手探りでも問うようになった。
やっている仕事の内容も、少しずつですが変わりつつあります。ようやく。
夫とのモヤモヤを解消するために必要なのは、家庭以外の場所を含めて、自分を卑下し「何もできない自分」の代償として、時間や資源を差し出すことをやめることでした。
まだまだやってしまうこともありますが、自分の希望を最後になっても言わない、という姿勢は変わってきた気がします。
メタファーを通して「自覚すること」は、そういう風にじわじわ働いてくるもの。
だからこそ、セッションを受けてすぐに、これはすごいよ! というようには伝えづらいのですが。
効いてきます。もしかしたら自分でも、忘れた頃に。
このドラマ・フリーを体系化された、英国のトレーナーの方々から直接学ぶイベントが7月の連休にあります。
同僚や家族など、身近な人との関係や日常で、望むものを手にしていきたい、というすべての方におすすめです。
詳細は以下をご覧ください。
7月13日(土) ドラマ・フリー体験ワークショップ1day7月14日・15日(日・月祝) ドラマ・フリー実践ワーク2days