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「対話する文化」を持ち込み、風穴を開ける、オープンダイアローグ。

こんにちは、桝田です。

1月29日、2月19日と全2回、認定NPO法人育て上げネット主催 「斎藤環・家族支援とオープンダイアローグワークショップ」講座に参加してきました。

オープンダイアローグとは?

フィンランドで開発された統合失調症の介入技法です。
さまざまな精神障がいに対して成果をあげており、現在、国際的に注目を集めています。

オープンダイアローグはうつ病やひきこもり、摂食障がい、依存症など多岐にわたる領域で応用が広がっています。
しかしながら、当事者自身が支援機関にアクセスすることは容易でなく、ご家族が最初の相談者となることも多くあります。

半年ほど前に「オープンダイアローグ」という言葉を知り、こちらの講座を知って。
この「家族が最初の相談者となる」場合に、どのような対応が可能なのか? という興味からぜひお話をうかがいたい、と。
『対話の目的は「対話を続けること」そのもの』という言葉にも惹かれ、参加してきました。

今回、ざっくりとですが、オープンダイアローグとはこういうことかなと理解したこと、そこから考えることをまとめてみました(あくまで私の理解です)。

支援する側も、チームで対応する。
当事者側も、関係者複数で対応する。
というのが、オープンダイアローグの大きな特徴。

オープンダイアローグは、

  • 支援するチームメンバーの間で、「対話をする文化」をまず醸成する。(1、2度のミーティングでも可能なよう?)
  • 支援するチームメンバー複数人が、その「対話する文化」を、当事者側の関係者に持ち込む。
  • 当事者側、支援する側、共に対話を体験した上で。当事者側の関係者が、支援チームメンバーだけで対話している様子を見ることから、当事者たち自身が感じ、考えることを促す。
  • 当事者間でお互いの理解が深まり、対話的会話を行うことができるようになる(場合もある)

というステップで進む、「対話する文化を、複数人の関わる複雑な状況に持ち込む」方法だと、私は理解しています。

「オープンダイアローグ」の「オープン」とは、風穴のことだと感じました。
閉塞した当事者間での複雑さに、第三者が風穴を開ける。

風穴を開ける状況をそもそもつくることへの難しさ、
継続していくための資源(時間、人件費)的な難しさ、
は、多少感じるものの。

出産や育児、不登校や引きこもり、介護などで閉塞した関係になっている家族関係に、この「他者によって開けられる風穴」は、閉塞感を緩めるだろうなぁ。

私は、これまでにいくつかの対人支援の技法を専門的に学んではきました。
そこで思うのは、「対話をする」「聴く、話す」力は、投資をして専門的に学んだ人たちだけのものではなく、本来人間に備わっているものだということ。

対人支援の技法を学び、研鑽している専門家だからこそしやすいこと、というのは、おそらく「対話を自ら人と始めて、人にも促す」ことです。

学んだからこそ可能な専門的な支援は必ずあり、だからこそ個人セッションを私も提供していますが……

「対話をする」力は、誰にも、どこででもできる、限られた人たちの特別なものではない、と私は思っているのです。
人が体と意識をもってここに存在している、ということにある力。
そして支援者自身も人間であって、聖人ではない。

望むいつでも、どこでも。
自分自身のことについて、対話をしたいと自分の望む相手と、対話ができること。
家族で、特に第一子出産前後のご夫婦の間で、その状況をつくっていくことになにかできたらいいな、と帰路、考えながら。

「オープンダイアローグ」、とても示唆をいただく考え方、実践でした。

斎藤環先生、企画くださった育て上げネットのみなさん、ご一緒したみなさん、ありがとうございました。


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