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お金との付き合い方

長い間、私にはお金というシステムに対して憤りと憎しみ、無力感がありました。
企業の不祥事など強欲や盲目の忠誠心のために、信頼やつながりを断つお金とそのシステムによる強大な力を感じる時。

お金を稼げないことは人間としての価値がないことと同義だと感じさせ、不安や焦りを生み、他者への暴力や自分の命を絶つことにつながるのを見聞きする時。

今も、悲しみを超えて強い怒りや無力感を覚えます。
お金が存在しなければ、人は幸せになれるのではないか・・・そんな風に真剣に考えていた頃もありました。

でも振り返ってみれば、家族と快い時間を過ごすために、娘が産まれるために、人生を豊かにする学びや仲間と出会うために、大切な友人にぴったりのものを贈るために、心身をつくる食事の喜びのために、私にとってお金が役立ってきてくれたことも事実です。

そのためにであれば、もっとたくさんあったら・・・と思う自分もいます。

でも、お金がいい使われ方をしていればいいのかと言えばそうでもありません。
巨額の寄付や協賛をしているけれど、労働環境や商品生産の過程で倫理に外れた話を聞く企業には余計に不信感が募ることも。
真実を隠すもの、偽を表すもの、とも感じます。

そして、私個人としてまるで家族のように毎日、自然に付き合っているものでもあります。

この、お金への複雑な気持ち。お金と人との向き合い方。私にとって、抱え続ける大きなテーマです。
その長年抱えてきた気持ちに、大きなヒントになる本を、昨日読み終えました。
長年ファンドレイザー(資金調達者)として活躍し、資産家や貧困にあえぐ人々と接してきたリン・ツイストさんが書かれた『ソウル・オブ・マネー』という本です。

スピリチュアルな話が苦手な方もいらっしゃると思います。
(「ソウル」「魂」「スピリチュアル」という言葉だけで、眉をひそめるような。何を隠そう、以前の私です・・・。笑)

ですが、現実を動かす力を象徴する「お金」について、真実が書かれた本だと、今の私は感じています。

幸せや豊かさはお金の多寡にあるのではない。
今あるものへの「充足」「感謝」を感じ、使うお金の額にかかわらず、お金への自身のコミットメントがあるかどうか、とリンさんは言います。
コーチとしてクライアントさんとセッションしていても、最後の最後に必ず出てくるのは、お金を失うこと、お金を継続的に得られなくなることへの大きな大きな恐れです。
ある程度の年齢や地位にある方、家族や子どもなど守るもののある方ほど、それは大きいものだと感じます。

ここに、崖から突き落とすのではなく、進みたいと決意する支えになれたら・・・、と思っています。

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