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滅私奉公。「私がやればなんとかなる」の、深い闇。

※この記事はへんてこ書房の運営メンバーだった頃に書いたものです。

こんにちは、桝田です。

31年間、滅私奉公のストーリーを生きてきたことが明確になり、愕然としてから半月。

あらゆるところで、滅私奉公モデル=「私がやればなんとかなる」を発動していることがわかり、なんとも言えない残念感でいっぱいです……。

つい一昨日も、へんてこ海賊団にとって大事なテーマを深く掘り下げられそうな、ある機会に、本当は全員で参加してしっかり考えたい! と思っているにもかかわらず、

「みんな他に優先したいこともあるだろうから、もしだめだったら私だけでも決めてくるよ」というようなことを、無意識にやっておりました。

うわーーー
滅私奉公モデル、絶賛発動したーーー!!

でこれ、滅私奉公って聞こえは美しげだけど、その実私の内側に何があるかっていうと。

「あなたにやりたい気持ちがあると私は信用してません」
「あなたが私よりもうまくやれると私は信用してません」

という、鼻もちならない傲慢さ。

そして、恐れもある。
自分にとって大事なことであるからこそ、(やらないと相手に聞いたわけでもないうちから)やらないという相手の返事を想像し、拒絶のように(勝手に)感じる。

やらないと聞くのが恐くて確認を回避し、聞く前に「私がやる」と言ってしまう。

「大変だったら、なんとかするのでいいですよ」と勝手に引き下がる。

本当は、

やりたいかやりたくないか、
やるかやらないか、は、

相手が決める(=相手にしかわからない、決められない)ことで、決める自由も決める力も、相手にあること。
もしかしたら、ぜひやりたいという熱意も、あるかもしれないこと。

相手の決定は私の外側のことで、私にどうこうできるものでもないし、そもそも私がどうこうするものではない。

これ、ほんとどこでも今までやってきたなぁ。
残念過ぎる自覚あるある。

もちろん、へんてこ海賊団でもやってきましたよ。

で、それを続けているとどうなるか。

「やりたくないと言えば、綾ちゃんがやってくれる」となり、メンバーがやりたくない理由を内省する機会やチームとの関係、責任を深める機会を私が奪う。
相手を「力のない人」の場所に、私が立たせてしまう。

「綾ちゃんがやらなくていいことだし、違う方法もあるんじゃない?と思うけどなんか声かけづらいし、綾ちゃんがやりたいならそれでいいか」
と、逆に私に対して気遣い、遠慮をさせてしまう。

で、それはそうあってもいいんだけど、その状態を私は、私たちは本当に望んでいるのだっけ。

いいや、チームの一人ひとりが、それぞれの個性から創造性と良心を発揮して、チームの結果、生産性につながる状態を、私は望んでいるし実現したい、しようとしている。

その実現を阻害していた要因の一部は、他でもない私なのでした。

団長とこの気づきをメッセージでやりとりして、

それって、「やりたくないことはやらなくていいよ(私がやるから)」ってメッセージを言葉じゃなくてエネルギーで発してるんよね。

滅私奉公が強いとそれがあまりにスムーズにいくし心地よいので、周りは無意識のうちに、「楽して稼ぎたい」とか「めんどくさい」とかの気持ちを「私の尊重されるべき素直な気持ち」と思い込んでいく可能性あるなと思う。

要は、ハラが決まらないっていう状態を周囲のニュートラルにさせちゃうんよな。

こえーなー!!

いやほんと、こえーなー!!

ただ、31年間染みついた滅私奉公は、自動で発動してしまうのですよ。

やろう、動こう、と思ったことは、「私がやればなんとかなる」という義務感正義感からなのか、「私がやりたい」という私の情熱からなのか。

自分に確かめながら、メンバーにも私から義務感正義感を感じる時は率直に指摘してもらって、注意深く私の情熱につながってから行動を選びたい、と思っています。


【2016年4月17日~ へんてこジャーニーの軌跡】

  1. 世界は危険だ。だから私は……、と、繰り返してきたこと。
  2. 滅私奉公。「私がやればなんとかなる」の、深い闇。
  3. 続・滅私奉公。「私がやらなければ誰もやらない」の、深い闇。
  4. 滅私奉公になりやすい、世界を捉える私の五感。
  5. 滅私奉公脱却の旅。人生で避けていたことをひとつ、避ける必要がなくなったお話。
  6. こどもが怒り、悲しみを感じている時、隣で親ができること。
  7. お金を稼ぐこと、受けとること。
  8. 自分の内側に「ある」もの。クリーンな問いの力。
  9. 私の力を発揮することをとめている、私自身の思い込み。
  10. 「私を邪魔しない、聞き分けのよい、いると便利で助かる子」。
  11. 「力をないことにする」ことで、得ている旨味。
  12. いつでも、一人でできるように。 人を頼らないように。 人に迷惑をかけないように。
  13. 私に圧し潰されて、圧し殺されていた、私の悲しみと痛み。
  14. 「できる力があるならば、力のある者がやるべきだ」、という思い込み。
  15. へんてこジャーニーを終えて。「始まり」に立つ。

★へんてこジャーニー:へんてこ書房で企画・開催した、8ヶ月間の自己変容・リーダーシップ開発のプログラム

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